話し手と書き手を紹介する。

田中功起(ホスト、アーティスト) http://kktnk.com

1975年栃木県生まれ。群馬県立近代美術館や青山目黒での個展のほか、参加した主な展覧会に台北ビエンナーレ06、光州ビエンナーレ08など。作品集に『Koki Tanaka Works 1997-2007』(Akio Nagasawa Publishing Office、2007年)、『The End of Summer: Koki Tanaka』(大和プレス、 赤々舎、2008年)がある。

粟田大輔(美術解剖)

1977年東京都生まれ。東京芸術大学大学院博士後期課程美術解剖学専攻修了。論文に「榎倉康二における出来事性と層の構成」(第13回『BT/美術手帖』芸術評論募集佳作)、「マルセル・デュシャンの人体論」など。2008年に「ヴィヴィッド・マテリアル」展(東京芸術大学中央棟2F)のキュレーションを手がける。

奥村雄樹(アーティスト)http://www.yukiokumura.com

1978年青森県生まれ。都立芸術高校、多摩美術大学を経て、2004年に東京芸術大学大学院修了。04-05年、制作発表のかたわら『BT』誌で展覧会レビューを担当する。06年にはACCの助成でニューヨークに滞在。主な個展に「Half The World Away」(アイルランド現代美術館)、「I Me Mine」(Misako & Rosen)、グループ展に「タイム・オブ・マイ・ライフ」(東京オペラシティアートギャラリー)、「都市之眼」(台北現代美術館)、釜山ビエンナーレ08などがある。

保坂健二朗(東京国立近代美術館研究員)

1976年茨城県生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(美学美術史学)、2000年より現職。企画した主な展覧会に、「建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳」「現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング」など。また『美術手帖』『すばる』『東京人』などに寄稿、武蔵野美術大学の非常勤講師も務めている。

廣直高(アーティスト)http://www.naotakahiro.com/

1972年大阪生まれ。高校卒業後、1991年、渡米。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で美術専攻、カリフォルニア芸術院(CALARTS)で映像学科修士課程修了。ポール・マッカーシーの撮影、編集を担当する傍ら、ロサンゼルスを拠点に活動する。主な個展に「何も知らない」「人違い」(Misako & Rosen)、 「Naotaka Hiro」(The Box、ロサンゼルス)、 グループ展にプラハビエンナーレ1などがある。

大城カズ(アーティスト/本名/大城康和)

1967年沖縄県那覇市生まれ、ロサンゼルス在住。1986年、高校卒業後ロサンゼルスに渡り、カリフォルニア州立大ロサンゼルス校 (CSULA) にて美術学科学士(BA)、修士(MFA)修了。現在, Clear Gallery (Tokyo)、Galerie Frank Elbaz (Paris), Rosamund Felsen (Santa Monica), Yvon Lambert (New York) 等のギャラリーにて定期的に個展を開く。主なグループ展に「Prospect 1」(New Orleans), 「Thing」 (UCLA Hammer Museum), 「California Biennial 2004」 (Orange County Museum of Art)、「沖縄文化の軌跡 1872-2007」 (沖縄県立博物館・美術館)、等がある。

南川史門(アーティスト)

1972年東京生まれ。現在も東京にて制作活動を行う。1999年、東京オペラシティーアートギャラリーの「project N」展の第一回目のアーティストとして個展を開催。2008年には「ピンク、ブラック、戦争と平和」をMISAKO & ROSENにて開催する他、2009年にはモンブラン銀座店にてショーウィンドウプロジェクトと個展を同時開催。主なグループ展に2007年、インマンギャラリー(テキサス、ヒューストン)「dreaming, faraway」など、近年は海外のグループ展にも参加。2011年MISAKO & ROSENにて3回目の個展を開催予定。

遠藤 水城( インディペンデント・キュレーター)

1975年 札幌生まれ。2004年 九州大学博士後期課程満期退学。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。2004-2005年、日本財団APIフェローとしてフィリピンおよびインドネシアに滞在。2005年若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年、ARCUS Projectディレクターに就任。2009年、「福岡アジア美術トリエンナーレ」協力キュレーター。「ヨコハマ国際映像祭2009」キュレーター。共訳 書にジェイムズ・クリフォード『ルーツ- 20世紀後期の旅と翻訳』(2002年/月曜社)、インタビュー集に『アメリカまで』(2009年/とんつーレコード)がある。現在、ゲストキュレーターとして東京オペラシティアートギャラリーでの曽根裕個展「Perfect Moment」を準備中。

*それぞれの略歴はポッドキャスト収録時のものです。

齋木克裕(アーティスト)www.katsuhirosaiki.com

1969年東京生まれ。ニューヨーク在住。1992年、創形美術学校在籍、1996年、東京綜合写真専門学校卒業。2002年、アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりP.S.1インターナショナル・スタジオ・プログラムに参加、以後ニューヨークを活動の拠点とする。展覧会に、SCAI the Bathhouseでの個展のほか、Nederlands Fotomuseum(ロッテルダム)、P.S.1コンテンポラリー・アートセンター(ニューヨーク)、Japan Society(ニューヨーク)でのグループ展など。4/23まで日本橋のマキ・ファイン・アーツで木村太陽とのコラボレーション展「テレポーターズ」を開催中。ブログ polariscope.blogspot.com を再開予定。

金氏徹平(アーティスト)www.teppeikaneuji.com

1978年京都生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。現在同大学講師。主な個展に「splash & flake」広島市現代美術館、「溶け出す都市、空白の森」横浜美術館など、グループ展に「MOTアニュアル2008 解きほぐすとき」東京都現代美術館、シンガポールビエンナーレ2011、「Making is Thinking」Witte de with(ロッテルダム、オランダ)など。作品集に「溶け出す都市、空白の森」(赤々舍、2009)がある。2011年8月にはRoslyn Oxley9 Gallery(シドニー)で個展を開催予定。