言葉にする

保坂健二朗さんと話す、その2 約36分







左の写真はトークの内容とは関係ありません。

palais de tokyoの倉庫の写真です。










保坂健二朗さんとの二回目のセッションです。すみません。ずいぶん間が空いてしまいました。

ここでは一回目のセッションにひきつづき「書くということ」について話しています。単に新書や雑誌を否定するのではなく、新書でしかできないことや一般誌でしかできないことの可能性について保坂さんが話しています。つまり純粋な批評や学術論文ではないあり方でもテキストは書けるし、そうして伝えられていくこともある。そうして話は今回の肝、広告とアートの関係について及びます。悩ましい関係がこのふたつにあって、これはぼくが事前に用意した内容ではないですが、期せずして興味深い話に及びます。保坂さんのフレキシブルな発想にやられっぱなしでした。ぼくたちが自覚的であるかぎり、可能性はどこにでもあるってことですよね?

ぼくが話の中で「中島さん」と言っているのは中島哲也さんです(『下妻物語』『嫌われ松子の一生』はいずれもすばらしい)。

保坂さんが言っていたのは立花文穂さん。話のなかで出てきているのは「MOTアニュアル 解きほぐすとき」(東京都現代美術館、2008)のことです。立花さんの展示はとてもおもしろかったです。


オリジナルの収録日:2009年1月28日夜